それをいくつか書いてみようと思う。
まずは「ユニゾホールディングス(株)(3258)」について。
山本氏の本にしたがって、投資候補となり得るか検討してみる。
1. 営業費用売上比率の計算
2018年3月期決算の決算短信の数字から、売上:525億円、営業費用(売上ー営業利益):349億円なので、営業費用売上比率=1.5基準の1.15を越えているので、投資対象となりうる。
2. 配当性向の確認
2018年3月期で配当性向は25.5%である。基準の50%に満たないので、増収率を確認する。3. 増収率の計算
2014年3月期の売上219億円から2018年3月期にかけて4期連続増収となっており、順調に売上を伸ばしている。4. 中期経営計画の有無、事業戦略が明確か
2017年度に立案した3カ年の中期経営計画がある。これによると東京都心での集中した不動産事業、アメリカの不動産事業、ユニゾブランドのホテル事業の2つの事業を進めていくとなっており、わかりやすく明確である。
5. 20年後もあるか
不動産もホテルも事業が順調であればそのまま継続しているだろう。これから先数年で考えると、2020年の東京オリンピックや、2025年の大阪万博、あるいはインバウンドなどによる旅行需要などで、それなりに順調では?と思う。
6. 割安度の確認
こちらも本に沿って、2018年3月期の数字を用いて計算する。- 営業利益:175億円
- 税引き後営業利益(営業利益×0.6):105億円
- 疑似配当総額(税引き後営業利益×0.4):42億円
- 擬似ROE(税引き後営業利益÷自己資本):12%
- 将来配当予想(疑似ROEが12%なので2倍):84億円
- 時価総額(株価×発行済み株式数):619億円(2019/2/22終値)
- 配当利回り(配当÷時価総額):13.6%(2%以上で合格)
- 上値目途(配当利回り÷1.6%):8.5倍
ということで将来的には8.5倍になる可能性があるという計算になる。
配当もここ10年は安定しており、この数年は増配もしているので、しばらく継続するだろうと思う。
株価も2016年の高値から約3割程度の水準まで下がって、今は落ち着いているようにみえるので、いくらか購入してみた。
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