2021年3月26日金曜日

株主総会出席(視聴):(株)MonotaRO(3064)

さて、また1年ぶりのブログ更新はMonotaROの株主総会。

1年前は新型コロナが世界中ではやりはじめ、これからどうなるのだろう?という緊迫した空気感の中催された。

それから1年、今年はインターネットでの中継もやるというので、自宅からネット中継を視聴した。

なお、聞きながらのメモであり、聞き逃し・勘違い・理解不足などによる誤りも多々あると思われるが、その点はご容赦いただきたい。

(株)MonotaRO 第21期定時株主総会

1. 場所・時間

場所:都ホテル 尼崎 (尼崎市)
   インターネット中継あり
時間:2021/3/26(金) 10時開始、11:26終了

2. 内容

2.1 事業説明

事業説明などは省略。
コロナ禍で事業への影響は善し悪しいろいろありながらも増収増益を維持。

・海外事業のうち中国事業を撤退したのはなぜだろう?と思っていたが、社長の説明では、MonotaROが強みとするネット検索などによるSEOなどの対策・活動が中国では思うようにできないからだとのことだった。
・国内の物流拠点として現在は兵庫県の猪名川DCを建設中だが、その後は関東地方に新たな拠点を設けるべく検討中とのこと。開発着手から稼働まで3年くらいかかるので、2024年頃を目指し今から検討。


2.2 質疑応答

こちらも聞き書きであり、質問者・回答者の意図と異なる、抜けている可能性もある。
[Q]は質問、[A]はそれに対する回答(鈴木社長が回答)

1.[Q]顧客の売上債権や与信管理などはどのように行っているのか。

1.[A]個人の顧客はクレジットカード払い、代引き、前払いなどなので問題にはならない。法人客は顧客ごとに最大与信額を設定して運用している。
支払いが遅れる客についてどのように対応するかはあらかじめ手順を決めておりその通りに実行している。貸倒率は0.1%以下(?)、1%を大きく下回る数字であり、クレジットなどの手数料を考えると十分低い。

2.[Q]海外への輸出割合は将来的にどの程度になりそうと考えているか?

2.[A]海外の売上はまだ1億も超えていない小さなもの。
現在海外に送っているものは、海外でなかなか手に入らないロングテールの商品を日本から直送しているのと、海外でどのような商品が買われるのかというニーズ調査目的で行っている。海外の売上が10%になるのもいつになるのかわからないくらい。

3.[Q]間接資材の市場規模は5~10兆円と書かれていて、2倍の開きがあるが上限下限の考え方などを教えて欲しい。

3.[A]例えばネジ1つとってもある場面では「原材料」になったり「間接資材」になったりするので、間接資材に関する統計のようなものがあるわけではない。産業構造からこれくらいの割合になるだろうという数字があり、日本に当てはめて5~10兆円とだいたい決めているだけである。

4.[Q](質問聞き取れず。どうやって売上を伸ばすのか?という質問か)
4.[A]日本の市場全体はこれから徐々に縮退していくだろうとは思うが、その中で販売業者などの廃業などが進む中で、これからもやってきた通り販売手法の差別化でシェアを上げていく。

5.[Q]LINEのデータの取り扱い方で世の中ニュースになったが、社内でのLINEの使用状況を教えて欲しい。御社でLINEの代替アプリの作る可能性はあるか?
5.[A]社内の業務コミュニケーションはSlackとメールを使用しており、LINEは使用していない。代替アプリは販売客先向けに役立つものであれば今後検討することが出てくる可能性もゼロとは言わないが、ある程度ユーザーを獲得しないといけないものなので難しいだろう。


以上で株主総会は終わり。 
映像には株主席の一部しか映ってないので、どれくらい参加してたのかわからないが、多くてもせいぜい50席程度か?席もまばらにしか埋まってなさそうだった。 株主総会のお土産もなし。
昨年の株主総会の記事はこちら