2018年12月28日金曜日

2018年の投資を振り返る(その2)

2018年の投資を振り返るその2。(その1はこちら)

日本株について。
2018年は多くの日本株を売買した。
昨年まではいくつかの株を買ってしばらく持っているだけだったが、今年は自分ではやり過ぎではないかと思うほど多くの銘柄を頻繁に売買した。
その結果は、もちろん今年の市場の波乱もあり、マイナス。
できたこと、できなかったことを振り返りたい。

1. ある程度できたこと

1.1 損切り

昨年までは積極的な損切りはしなかった。
ずっと市場が堅調で損切りしなくても済んだということもあるが、2008年のリーマンショックの頃は50%以上下がってようやく売ってしまったものも多い。
今年は割と積極的に損切りしていき、買値から-10%~-20%くらいでばんばん売った。
その後地合いの悪さもあり、さらに下がっているのを見ると、損切りして正解だったと思う。

ただ機械的に売ってしまうと、この数日の暴落とかはほぼ全部の株を売りたたくことになってしまうので、それはちょっと違うかなと思うが。

状況にはよるが、タイミングの悪かった投資は必要経費として早めに損失を確定しようと思うようになった。

2. できなかったこと

2.1 利食い売り

長期投資ではバイ&ホールドが基本かもしれないが、損切りルールを実行しようとすると市場急落の際に全部売ることになってしまい、それでは利益を出せない。
やはり株価が上昇して、上昇しすぎかな?と思う時は一部利食いしたいと思う。

一部の株では、運もあるだろうが利食い売りできたのもある。
しかし、明らかに高い株価で売っておけば良かったなーというのもいくつかある。

高値で売れなかったもの
2018年1月ごろのファナック、2018年4月ごろのメディカル・データ・ビジョンなど。

もちろん高値のタイミングを当てることはできないが、ピークを過ぎて株価が下がっていくのを見ているだけといいうのはもったいないなと思う。

2.2 モメンタム投資

上昇トレンドにあるものを買う。下降トレンドにあるものは買わない。というのがモメンタム投資。
上昇トレンドにあるものをいくつか買ってみたが、上記のようにうまく利食い売りできず、結局その後下がって損を出した株も多い。
下降トレンドの株なのに、もうそろそろ下げ止まりか?と思って買い、さらに下がるもの多し。
自分にはモメンタム投資は合わないなーと思うが、それでも下落トレンドにある株は今後も避けようと思う。

こんな調子だと「個別株なんか手を出さずにファンドでも持っておけ」と自分で思ってしまう。その方がだいぶ気も楽だが、いろんな会社のことを調べたりするのはやっぱり楽しいからしてしまうのよね。


基本的には「株価が上昇傾向で、優良な会社を安値で拾う」ことを目指して来年もやっていこう。

2018年12月23日日曜日

2018年の投資を振り返る(その1)

今年もあと1週間ほどで終わり。
大納会まであと数日あるが、自分の投資としては今年の分は終わった気分なので、振り返りをしようと思う。

1. 概況

昨年に会社を辞めてから、セミリタイア状態の今年1年。
時間もあるし、資産を増やせたらいいなと思い、日本の個別株を色々売買してみたが、市場の変調もあり、ダメダメな感じだった。
ダウでみると2月、10月、12月に大きな下げがあった。
10月くらいまではなんとかがんばってみようかと思ったが、10月の下げでいったん現金比率を増やした感じ。
日本株の銘柄を見直しつつ、様子見の感じである。

2. NISA、iDeCo

NISA、iDeCoは継続して積み立て投資。
5年後あるいは10数年後に向けての投資なので、今の投資環境でどうこうすることはない。
NISAの投資対象は、今までの私の投資成績から世界各地域の投資信託の積立である。
銘柄は下記の通り。

  • たわらノーロード先進国株式:2万円/月
  • たわらノーロード先進国リート:2万円/月
  • たわらノーロード新興国株式:1万円/月
  • ひふみプラス:2万円/月
年間120万円の枠に対して上記で84万円。残りの36万円分はスポットで安いなと思った時に任意の銘柄を購入する。
今年も120万円分購入済み。

3. アメリカ個別株

今年10月くらいまでは楽観的に来ていたが、下記のようなブログを読んで下落相場に備えないといけないなと思った。


要は、今年の株価の下落要因はアメリカが金融引き締めを行っているから。
2008年以降世界中で量的緩和により株価が上昇した分、引き締めをすると下げるのは当たり前と。
非常にわかりやすい話しである。

Amazonは9月に2050ドル、NVIDIAは10月に292ドルに最高値をつけて下げている途中であったが、2017年に購入し始めてから大きく増えてきたことを考えて一部売却した。(GOOGLも)
しかし長期的(この先数年)にはAmazon、GOOGLもNVIDIAもまだまだ成長すると考えているので全部は売却しなかった。

あとはマイナスになっていた、Chubb(CB)も売却。
それ以外のJNJ、MMM、Vは利益も出ているし配当をもらいたいので、そのまま保有。

12/11になってMMMとMicrosoft(MSFT)を少し買ってみたが、その後また大きく下げたので、アメリカ株はしばらく様子をみた方が良さそう。

4. 投資信託、ETF

NISA以外の投資信託、ETFも購入してから8年とか10年経っているものがある。
上記のような市場の状況もあるし、セミリタイア状態となって現金収入がほとんどないので、現金比率を高めるために、一部の投資信託、ETFを売却した。
NISAの積立の資金や1、2年のうちに大きく下げているところで拾えたらいいなと思う。


日本株については多く売買しており、まだ整理できてないので、また改める。