2017年5月5日金曜日

ジェレミー・シーゲル著「株式投資の未来」を読了

アメリカ株投資のブロガーを中心によく言及されているシーゲル本が気になっていて、ゴールデンウイークで時間があるので、さっそくamazonで注文して買ってみた。amazonで注文したのは、近所の大型書店に置いてなかったから。
シーゲル本は3冊ほど訳本が出ているようだが、amazonの書評などを見て「株式投資の未来」を購入した。インデックス投資の重要さとかは「敗者のゲーム」などですでに理解しており、配当株への優位性がどこから来るのかを知りたいと思ったのが理由である。
さて、読んでみて自分なりに要点をまとめてみると、、

  • 企業は配当を出すことによって株主の信頼を得る。株主のことをきちんと考える企業は継続して配当を出そうとする。
  • 配当再投資をすることによって、株価の下落局面では株価の下支えとなり、その後の上昇局面ではよりリターンを大きくする。
  • 株価の下落率が大きいほど、そして配当利回りが高いほど、株価の回復までの期間が短い。
  • 設備投資をしたり技術革新を行っても利益には結びつかない。
  • 一株あたり利益(EPS)が高い会社より、配当利回りが高くPERが低い会社に投資する方が長期的なリターンは高くなる。
  • 投資家があまり期待しないような業界・会社ほどリターンを得やすい。
ということと理解した。
今までに何十年も続いてきた会社こそ競争に勝ち、残ってきた会社だろう、そういう会社だからこそ高いブランド力もあり(ブランド力があると消費者はより高いお金を払ってくれる)、そんなに設備投資をしなくても作れる商品をずっと作って世界中の人々に売っているような会社がより利益を上げやすいのだろう。

今まで自分が好きだった技術力のある会社に投資をするのは報われないというのはショックであるが、徐々にでも移行していくか。

1点わからないのが、高配当株投資が良いのなら、それをメインにしたら良いのにと思うのだが、メインはあくまで国際分散したインデックス投資を勧めている。その理由がよくわからない。
また何回か読み直してみよう。





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